鼻歌と弟
遠いむかしのある日の午後。わたしは弟と、のんびり各々の事をしながら楽しく過ごしていました。
弟は読書。わたしは鼻歌を歌っていたのですが、、、
弟が急にキョロキョロし始めました。
霊感が強い弟。
変な動きをし始めました。ちょっと怖くなったわたしは恐怖心を抑えて弟にどうしたのか聞きました。すると、、、
蚊がさっきから弟の周りを飛んでるそうです。とりあえず霊関係じゃなくて良かった。気を取り直して、また鼻歌を歌います。
まだ弟を狙って、蚊が彼の周りを飛んでる模様。可愛いそうに。。。蚊がわたしのところへ、こないでほしいな〜。蚊よ、弟の血を吸ってろ!とか思って見つめていると、、、
どうやら蚊がいなくなった模様。
鼻歌、再開です。
鼻歌やめてみる。
再開。
やめてみる。
こ、これは、、、
この、やるせない気持ちを確かめるべくもう一度、鼻歌を
やめてみる
どうやら、わたしの可憐な鼻歌は、弟には、ウザイ蚊のそれにしか聞こえてなかった様です。
もっと上手に歌える様に、頑張ります。
つづく